− 窓の種類と防音性能 −
現状の窓の防音性を知る事が、
防音対策の第一歩です。
− 目次 −
■ 窓の種類と防音性能
■ ガラスの種類と防音性能
■ 窓の騒音対策
《 窓の種類と防音性能 》
《 ガラスの種類と防音性能 》
《 窓の騒音対策 》
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- - 低音域から中音域の騒音 -
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窓から聞こえる騒音は、殆どが空気音ですが、
近距離から発せられる低音マフラーなどの重低音は、軽量の建物の場合、壁が振動しますので固体音として考えたほうがよいです。 -
- 音の伝わり方 ( 引き違い窓 ) -
5ミリ厚 単板ガラス -
[ 音響インテンシティ測定による音圧のメッシュ画像 ] - 低〜中音域の音は、透過力が強いため
ガラス面全体を押すように透過してきます。 -
- 《 対策: 窓面全体の質量を増やします。》
- ■ 具体的方法 ■
- ・防音性の高いガラスに変更します。
(上記参照)
[ 弊社 ソリッドガラスもご検討下さい。]
- ・樹脂窓などを付加し、2重サッシにします。
※ 空気層の厚さは、10センチ以上とります。 (上記参照) - ・防音パネルなどで窓を塞ぎます。
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- - 中音域から高音域の騒音 -
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窓から聞こえる騒音全てが空気音です。
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- 音の伝わり方 ( 引き違い窓 ) -
5ミリ厚 単板ガラス -
[ 音圧のメッシュ画像 ] - 高音は、透過力が弱いためガラス面では
相当量が減衰し、相対的にサッシのスキマからの
侵入割合が大きくなります。 - 《 対策: 音漏れとなるスキマを塞ぎます。》
- ■ 具体的方法 ■
- ・防音戸当たりテープなどを
サッシの隙間に貼り付けます。
[ 弊社 P型防音テープもご検討下さい。]
- ・底部レール部分のスキマは、
丸細く延ばした油粘土(重い粘土)を
ラップにくるみ、スキマに押し込みます。
( 窓を開閉しない場合。)
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- 既存の窓ガラスが防音合わせガラスになります。 -
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- 壁を傷付けず、重低音・低音を低減させます。-